
最近よく作っているのがこのアイスバインです。豚の骨付き皮付きスネ肉を塩漬けし、煮込んだものです。10%の塩で2週間塩漬けし、一晩塩抜きし、弱火で3時間ほど煮込むだけの料理です。時間はかかりますが、手間はそれほどでもありません。

煮込んだ後は骨から肉を外します。これはこのままマスタードや黒胡椒で食べてもいいし、サンドイッチの具にしてもいいです。冷製の前菜として、ワインにもよく合います。通常売られているのはこの肉の部分ですね。

ところが自家製の場合、この煮汁が残ります。これに価値があるのです。コラーゲンの塊、冷蔵するとプルプルに固まります。これが氷のようにキラキラ光るように見えることが、アイスバインの語源になったとも。

例えばこれに中華麺を入れて豚骨ラーメンに。上に乗っているのは毎年作っているぼたんこしょうの醤油漬けです。あと、ジャガイモやタマネギ、ニンジンなどを入れてポトフにしても良いです。しっかり骨や肉から味が出て、とてもうまいです。
アイスバインはもちろん市販されていますが、肉だけで3,000円くらいします。それが自分で作ると素材は1,000円もしません。それで肉とスープと両方堪能できます。これだから料理はやめられません。外食しなくなりました。