2022年06月06日

自家製アジの開きのアヒージョ

以前、アヒージョとコンフィの違いを訊かれたことがあります。私の認識では、アヒージョはオリーブオイル、コンフィは家庭ではオリーブオイルも使うでしょうが基本的にレストランなどでは鴨などの動物性の脂。

また、アヒージョはオリーブオイルが沸々とするくらいの高温で加熱しますが、コンフィは70度くらいの低温。アヒージョにはニンニクは必須ですが、コンフィに入れないといった違いもあります。

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今回は富山に行って買ってきたアジを開いて自家製の干物にしたものを、こうしてアヒージョにしてみました。南蛮漬けには大きい、ちゃんとした開きで炭火焼きにするには小さいといった、中途半端な大きさなもので。

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このサイズでも炭火で焼くと頭までは食べられないものの、こうしてじっくり加熱すると丸ごといけます。最初のオリーブオイルの量よりも液体が増えており、アジの干物から水分が出ていることがわかります。その分味が濃くなっておいしい。

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そしてこの日は同時にコンフィも。これはスペアリブをオリーブオイルで加熱したコンフィです。LAカットというもので、ロサンジェルスではありません。詳しくは以前記していますのでこちらをどうぞ。

ちなみにこのアジですが、この4倍くらいの量が入って180円でした。流通に乗ると魚介類はとても高くなりますが、現地に行けばこのようなものです。しかも流通には乗りにくいサイズということもあって。海辺の集落はきっといつもこうしたものを堪能しているのだなと改めて思いました。
posted by bourbon_ueda at 00:00 | Comment(0) | 食べたもの