その吉田類さんが雑誌「dancyu」で勧めていた日本酒がありました。見れば意外と近く、長野県の佐久穂町です。「黒澤酒造」というところで、この日いつものツルヤに買い出しに出かけついでに寄ってみました。蔵元では目当てのそのお酒が売っていなかったので、近くの酒販店を紹介してもらいました。
それがこれ、「磨くだけが能じゃない」というキャッチフレーズの純米酒です。吟醸だと半分前後まで磨きますが、これは80%の精米歩合です。最近精米歩合90%という多少糠の香りがする日本酒を飲んだばかりだったのですが、それに比べるとさほどではないといった感じでした。
昔角川映画の宣伝で「読んでから見るか、見てから読むか」というキャッチコピーがありましたが、今回は「飲んでから食べるか、食べてから飲むか」といった具合で、ツルヤのイナダの刺身がそのお伴となりました。
また、同じくツルヤでのビンチョウマグロのアラ、バターではないですがオリーブオイルでムニエル風です。生魚には日本酒、加熱した魚には白ワインを合わせました。
日本酒についてはとりあえずご紹介程度です。ワインもそうですが、日本酒も実に種類がいろいろあって、お気に入りのものを定めるのは本当に難しいですよね。