2015年01月28日

ついに秘伝の塩水か

「秘伝のタレ」についてはもう何度も書いていますが、ついにマスコミ報道もここまで来たかとこの日思ったのが、BSで放映されていた番組での「秘伝の塩水」です。何でも干物にする魚を漬ける塩水だそうです。

塩水に秘伝も何もあるのでしょうか。タレと同様、液体を表す修飾語として安易に使われているとしか思えません。そりゃ、塩分濃度にそれぞれのこだわりはあるのでしょうが、それを秘伝と形容していいものかどうか。もし伝えるのを秘とするほどの違いがあるのならば、それを言うわけにはいかないけれど何かしらの表現があってしかるべきです。いかにも安易です。

共通するのは物事の本質を考えることを停止してしまっている嘆かわしい現状です。どこかで聞いた心地よい表現を何も考えることなく流用してしまうことの危うさを切に感じます。どうにかならないでしょうかね、この風潮。
posted by bourbon_ueda at 00:00 | Comment(0) | 食をめぐる報道
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