2011年10月10日

旬とおいしい時期は違うらしい

テレビの料理番組を見ていたら(正確には聞いていたら)、カボチャ料理をやっていました。講師曰く、「カボチャの旬は夏ですけど、おいしくなるのはこれからなんですよ」。確かにカボチャやイモ類は穫れたてよりも、しばらく置いておいた方がおいしくなります。でも旬とはおいしい時期ではなくて、収穫できる時期のことをいうのでしょうか。

ほとんどの野菜は旬=おいしくて栄養価も高いということになると思います。しかしこのように、旬でないけれどおいしい、旬ではないからおいしいとおかしな表現にもなってきます。あくまでもおいしい時期ということ中心に考えると、ジャガイモの旬は冬、夏の収穫期は言わば新ジャガの旬でしょうか。

これは米にも同じようなことが言えます。新米は確かに瑞々しくておいしいけれど、深い味わいとなってくると数ヶ月経ったとき、年を越してから春先が毎年一番おいしく感じます。つまりおいしさの種類が違うということでしょう。でも新鮮なジャガイモ、新鮮なカボチャという表現はやはり違和感があります。
posted by bourbon_ueda at 00:00 | Comment(0) | 食をめぐる報道
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