食に関するテレビ番組は欠かさず見るようにしていますが(もちろん興味あるテーマだけですが)、先日は最近よく出る「築地御厨」の内田さんが“カボチャの上と下では味が違う、上は甘いが下は味が薄いのでそれぞれ調理法を変えた方がよい”というような発言をしていました。思わず「ん?」と考え込んでしまいました。
トマトが良い例ですが、果菜は実の先から熟していき、茎とつながっている部分が熟すのは最後です。したがって実がなっている状態では下の方がよく熟して味があり(なので下の方から腐ります)、上の方の熟しは遅いので味が薄いというのが私の認識です。
カボチャが逆の熟し方をするとは思えませんし、ひょっとするとスーパーなどで売られている姿の上下という表現をしたかもしれません。普段よく意識して見ていませんが、売場ではカボチャはヘタの部分を下に、実の先の方を上にして置かれているのかもしれません。その上下のことでしょうかね。
だとしても生産者の上下と消費者の上下が異なっているとすれば、例えばヘタの方とかお尻の方という表現にした方が混乱は少ないと思います。結局どちらがどうなのかわからずじまいでしたが、今度そのことを意識しながら味わってみようと思いますと書きたいところでしたが、今年作ったのは縦に細長いすくなカボチャでした。さてどうしましょう。でも同じことか。
2012年09月17日
カボチャの上と下という表現
posted by bourbon_ueda at 00:00
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