そしてこの岩ガキについては少し前からCAS冷凍のものが話題になっています。このCASとはセル・アライブ・システムの略で、特殊な冷凍方法により細胞壁を壊さず、解凍してもドリップが出ずにおいしく食べられるとして知られています。もう10年以上も前になりますが、故・高橋徳男さんが多分まだ「アピシウス」にいた頃、その冷凍鴨肉を絶賛していたのが私が初めて知ったきっかけでした。
そのCAS冷凍の岩ガキが先日メトロで売っていたので、5個で約1,000円の安さにも惹かれて衝動買いしたものをこの日食べてみました。結果、生のものに引けを取らずに十分おいしい。生のものは通常1個400円とか500円とかで売られていますから、これは大変お得です。このCAS、やはり噂通り恐るべし。この技術は今のところ日本よりも海外でより注目され、導入されているようです(開発して販売しているのは日本の会社ですが)。
少し前に地元の飲食店支援の一環で、このCAS冷凍を紹介したことがあります。メーカーに問い合わせたところ価格がべらぼうに高かったらしく、やはり今のところ隠岐の自治体のようなある程度資金力のあるところでないと導入できないようです(ちなみに今回の岩ガキも隠岐のものです)。
岩ガキは初夏からの短い期間にしか味わうことができなく、毎年野菜づくりで夏は忙しい私たちにとってはこれからもなかなか現地に足を運べないかもしれません。現地に行っても結構な値段のする岩ガキですから、今後この選択肢は常に視野に入ってくるかもしれません。今度またメトロで見つけたら即買い必至です。