
ミシュランガイドの東京版が発売されてかなり話題になっています。正直、一グルメガイドがこんなにテレビや新聞で大きく取り上げられるとは思いませんでした。

早速amazonで取り寄せたところ、まずその見せ方にびっくりです。フランスのミシュランガイドなどはこんな写真は載せていないですよ。これではこれまであった巷のガイドブックと変わりません。見田盛夫さんの「エピキュリアン」でも写真はありません。
私がミシュランガイドを気に入っていたのは、その情報量です。何しろ掲載されているお店の数が多い。そして何かと星付きが話題になりますが、そうでない方のお店も実に興味深い。星は付かなかったけれど今後期待ができるといったマークや、とにかくコストパフォーマンスが優れていてお得といったマークなどがあり、読んでいて飽きが来ません。
今回の東京版は星の安売りだとか、しかるべきお店が評価されていないといった声もあり、私も個人的にはそう思います。これでは一般のガイド本のone of themとなってしまいます。とにかくフランス版のような圧倒的な情報量がほしいところです。紙面一杯に細かい字だけで書かれた情報を時間をかけて読み解いていく楽しさが、本来ミシュランにはあるはずです。

ところでこのミシュラン騒ぎで、もう一つのミシュランを思い出しました。奥付を見るとちょうど20年前に出版された「極楽スキー」という本にある「ゲレンデミシュラン」です。「私をスキーに連れてって」をプロデュースしたホイチョイプロダクションによるものです。その中で各スキー場をミシュランよろしく星を付けて格付けしています。この頃はスキーブームの絶頂でした。

三ツ星は奥志賀焼額とニセコでした。一方、無星の蔵王を相当こき下ろしていて、それに反論する蔵王の広告もあったりして、今読んでも大変面白い内容になっています。蔵王には昨シーズン久しぶりに行きましたが、そんなに悪くなかったですよ。
そろそろスキーシーズンです。
ホイチョイ、懐かしいですね。私もホイチョイで見栄スキーしたものです。今もプロダクションあるのかな。私はゲレンデミシュランのほうに興味があります。個人的には只見スキー場の山菜ラーメンが☆☆☆です。
ミシュランガイド東京、色々有りますがフランス語版が出ていないようです。私も植田さんのご意見に同感です。いずれにしろ、多分、毎年更新されるはずですから来年の発行で更にミシュランガイド東京自体が評価されるのだと思います。
orakataさん、ホイチョイプロありますよ。今年始めに広末涼子さん主演の映画【バブルでGo!】はホイチョイの作品です。